※ 注:これは、13号の秘かな(そして最低な)続きです。少し大人な内容です。
    じつは、没原だったりして。捨てればごみ、載せれば・・・やっぱりごみ。



大人の時間



「陛下、お確かめ下さい!!」
 いうなり、ウルヒはまとわりついていたわずかばかりの衣装の残骸をばっさり脱ぎ捨てた。生まれたまんまの姿(−α)で、立つ。
 しんと、静まり返った議場の中で、皆の視線が一点に集まった。
「・・・これは・・・」
 最初に口を開いたのは、元老院議長のアイギルだった。
「なんと・・・小さい・・」
「どうじゃ、普段から私がウルヒは役に立たんと言っていた訳がわかったであろう」
 なぜか、勝ち誇ったようにナキアが言った。
「いや、たしかに・・」
「あたしが今まで見た中で一番小さい・・」
 思わずつぶやいたユーリの言葉を、皇帝が聞きとがめる。
「今まで、って誰と較べているんだ?」
「ウルヒよ、気にすることはない、今は良い薬もあるし・・・」
 元老院議員のひとりが、慰めるように話しかける。
「・・・ご覧の通り、私は宦官です」
「べつに、誰と較べてるって訳でも・・・」
「陛下、大小が皇帝の資質とは思えませんな」
「良い薬って、どのようなものですかな?」
「ひかえよ、イル・バーニ。これは私とユーリとの問題だ」
「おお、貴公はなにか、お悩みでも?」
「較べるって、ちらっと見ただけだし・・ほら、いろいろあったから」
「悩みというほどでも・・貴殿は、お盛んなようだが」
「盛んだと、ほっほっほ。いや、踊り子をな」
「ちらっとって、誰だ?」
「良い薬をご存じだとか?」
「街の外れに、囲っておられるとか」
「さらわれたりした時に・・見えただけ!なんにもなかったよ、知ってるでしょ?」
「薬なら、オットセイのナニが効くはず」
「このことは、妻には」
「皇太后陛下は、薬草に明るい、確かでしょう」
「たしかに、なにもなかっただろうが・・しかしお前は毎晩較べていたのか?」
「もちろんですとも、じつは私も」
「ヤツメウナギも良いと聞きますな」
「そんなこと、ないよっ」
「おお、貴殿も!!」
「ヤツメウナギも良いが、スッポンも捨てがたい」
「どちらが、好みだ?」
「娘より、若いのですぞ」
「しかし、大切なのは、規則正しい生活だ」
「それって、どういうイミ?」
「娘より?これはこれは・・・老いてますます、盛んですな」
「生活が正しければ、おのずと、役立つモノも役立とう」
「陛下、おそれながら・・」
「生涯、現役はおりられん」
「ラムセスと、私と、私自身でも優劣がつけられなかった」
「まこと、皇太后陛下の博識さには頭が下がります」
「どーゆうイミなの、それ!カイル、ラムセスと何があったの!?」
「ほほお、しかし私は若い娘よりは、小股の切れ上がった年増のほうが」
「世辞など、よい。スッポンを試してみるのだな」
「説明して!」
「年増か・・たしかにそれも捨てがたい」
「ジュダ殿下の父親は」
「ユーリ様、さきのエジプト戦のおりに陛下が」
「何も知らない生娘にいろいろ教えるというのも一興だがな」
「キックリ、お前は黙ってろ!」
「オットセイは、どこで手にはいるのですか?」
「世慣れた年増もたしかに」
「もしかして、マントの下に何も着ていなかったのって!?」
「私のはずがありません」
「バビロニアから取り寄せたモノがある」
「な、なにを言っている・・」
「いろいろと、楽しめますからな、技、がやっぱり」
「ひどいよ、あたしが必死にカイルを探しているときにっ!!」
「お譲りいただけますか?」
「その、技を教えるのが楽しいのではありませんか」
「な、なにを誤解しているんだ?」
「かまわぬが、高いぞ」
「宦官に、子を作れるはずがない」
「カイルの馬鹿っ!いつのまにラムセスと!」
「ええ、そこをなんとか」
「やれやれ、貴公とは女の趣味があわん」
「待て、ユーリ!!」
「輸送料がかかっている、そうそう安くはできん」
「よいではありませんか。少なくとも同じ女を争うことはない」
「いやだ、フケツ!!触らないでよ!」
「仕方、ありませんな」
「それもそうですな、ほっほっほ」
「ユーリっ!!」 
 ぶちっ 
・・・何かが切れる音がした。
「・・・おまえら・・・」
 ふるふる震えながら、すっぽんぽんのウルヒが拳を握りしめる。

「他人の話を聞かんかあああああああ!!!」


  ウルヒ・シャルマ。どこまでも、ないがしろにされる男。   


              完(ちょっとアダルト過ぎちゃった)

    

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