なんと、「越後屋さん」ふたりめは、あの金こすもさんです!!こすもさん、どうもありがとう!
 あっちちっな二人をお楽しみ下さい♪


    『アッ チチッ』
                              by金こすもさん
 
がつくと、隣にはカイルのあどけない寝顔がそこにあった。
白い肌、長いまつげ、端正な顔、柔らかな唇・・・・。
ユーリの中指が、その唇に触れた。
 「ごめんね〜、カイル。あたしを放してよね〜」
あたしはカイルが起きないように、そ〜と腰を包んでいる彼の指の縛めをほどいていった。
象牙色の裸体のままで、あたしは麻布の寝台から離れるとお目当ての場所へその身体を貼りつけた。
 「ああ〜、暑かった〜! 」
今は、酷暑の火の季節―――。
いつもは嬉しいカイルの抱擁も、この季節になると暑さで大変なのだ。
カイルのぬくもりと自分のぬくもりで、シーツは汗だらけ・・・・ユーリの裸体は、薔薇色に染まりつづけている。
その薔薇色の肌を癒してくれるのは、磨きぬかれた窓辺の大理石の間。
ユーリのお目当ての場所は、その大理石のヒンヤリとした感触だった。
 「ああ〜、天国だわ〜。カイルには悪いけれど、激しすぎるんだもの〜。熱くって、や〜だ〜! 」
ユーリは気持ち良さそうに、あおむけになった。
華奢な背や足が、なめらかな大理石にくっついてユーリはいつしか深い眠りについていた。

 「・・・・う〜ん・・・・」
冷たかった肌が、じんわりと暑くなってきた。
目覚めると・・・・。
 「こいつ・・・・自分だけ良い所で、私から避難か? 」
カイルの厳しい顔が、あたしの前に・・・・!
飛び起きようとしたユーリは、だが身動きはできなかった。
カイルの腕のなかで、しっかりと捕えられたあたしに、彼の激情がじわりじわりと伝わってきた。
 「カイル! あっ・・・・。ごめんなさい! だって! 暑いんだもの〜。こんな季節だし、カイルは、あたしを放してはくれないし〜」
 「ふぅ〜ん、そうか。私の愛よりも、この大理石の冷たさが、おまえはいいのか? 」
冷たいことばとは裏腹に、カイルはユーリの耳たぶにキスを送った。
 「それでは、今宵からここが私たちの寝所だな。ここならば、私が熱くなりすぎても、この冷たさでおまえは快適なはずだからな」
 「ん・・・・つぅ。あ〜〜・・・・・」
ユーリの身体からの反応を楽しむように、カイルはその逞しい身体を重ねていった。

なめらかな大理石の上で、ふたつの裸体は蝶のように舞っていった。
そして・・・・・その跡には・・・・、冷たい場所は薄い湯気がたちこめていた。

     アッ チチッ!

                            <おそまつ>

       

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